京阪神・中京および北陸の経済圏の要衝に位置する好立地条件
滋賀県は日本のほぼ中央部に位置し、京阪神・中京・北陸の三経済圏を結ぶ要衝です。湖南工業団地は、この滋賀県が抱える琵琶湖の東南部に位置する湖南市(当時の甲西町)の北東部の岩根より下田にかけて位置する、標高130m~180mの緩やかな丘陵地で、立地条件に恵まれた工業団地です。
第一に、湖南工業団地は、名神高速竜王インターチェンジ、国道1号線ならびに8号線等の道路網や、新幹線、JR東海道本線およびJR草津線の鉄道に近く、交通条件に恵まれています。
加えて、気象条件も近江盆地の南部にあって、雨量も少なく降雪も余りない温和な内陸工業地です。
こうした立地条件に恵まれ、昭和37年から5年余りの歳月をかけて日本住宅公団(現・都市再生機構の前身の一つ)が滋賀県ならびに当時の甲西町の協力のもとに工業団地として造成されたものです。
工業立地は昭和42年に始まり、現在62社の企業が操業し、緑に囲まれた工業地と住宅地を兼ねそなえた「インダストリアル・パーク」を目標とし、滋賀県の東南部における工業振興の中核として着実な進展をみています。 |